生活

「徳を積む」とは?「徳を積む」ための4つの行動と得られること!

最近運の悪いことが続くので友達に相談したら、「もっと徳を積んでいこう!」と言われました。縁起が良さそうな言葉だとは思うのですが「徳を積む」ってどういうことですか。

saya
saya
考え方や振る舞いを大事にするように考えられた言葉だと思いますよ。「徳を積む」という言葉の意味からお教えしますね。

「徳を積む」とは

「徳を積む」とは昔からよく言われる言葉ですが、どんな意味なのでしょう。

まず「徳」とは人がそれぞれ持っている品性や能力を指します。これらによって良い結果を引き寄せる人を「徳がある人」と言うのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

品性や能力といってもこれら徳は才能などの生まれ持ったものではなく、努力によって徐々に身についていったものとされています。

この徳を身につけるために努力することを「徳を積む」というのです。

わかりやすく言うと良い行いを重ねておくことです。

人には見られてなくてもあなたの良い行いは神様が見ていて、いつかご褒美を与えてくれるから良い行いを積み重ねておこうという考えです。

「徳を積む」ための4つの行動

では具体的にどのような行動が「徳を積む」ことになるのか、4つの心がけたいことについて解説します。

1.人を助ける

道に迷っている人や落とし物をした人など、日常生活で困っている人に出会うことがあります。

今のご時世、知らない人を助けるのは勇気がいることですし見て見ぬふりをしてしまいがちですが、そこで一歩踏み出してみましょう。

自分の体を動かし手助けをして人や世の中の役に立つ行動「体施(たいせ)」と呼び、「徳を積む」生き方といえます。

saya
saya
困っている人に出会ったらまず声をかけてあげられる他人への思いやりを持ちたいですね。

2.人の幸せを本気で願う

普段から自分の幸せを考えることはごく自然な考えといえますが、家族や友人、会社の同僚、お客様やSNSのフォロワーさんなど、あなたに関わる他人の発展や繁栄、成長を心から願い共に喜べることもたいせつです。

世の中の幸せを願うことを「念施(ねんせ)」といい、「徳を積む」ことに繋がります。

saya
saya
口では相手を褒めていても、心では「失敗すればいいのに」などと思っていては本気で願っているとは到底言えませんよ。

3.人を教え導く

人に何かを教えるのは難しいかもしれませんが、アドバイスからでも良いので学びになることを教え、育てるといった人が育つ場所を作る生き方も「徳を積む」ことの一つです。

あなたのこれまでの経験で、ちょっとした他人からの一言がきっかけで新しいことを始めてみたということはありませんか。今度はあなたがそのきっかけになる番なのかもしれません。

このような他人の人生が豊かになるような教えを説くこと「法施(ほっせ)」といいます。

saya
saya
人は協力し合って生きていくからこそ、自分だけでなく他人も気遣ってあげられる心がけがたいせつです。

4.笑顔を絶やさない

あなたの周りにいつも表情が柔らかく明るく人と接している人はいませんか。いつもムカムカしている人や暗い表情の人よりも自然と話しかけてみたくなると思います。

表情は些細なことではありますが、少し心の持ち方や接し方を意識するだけで相手に与える印象が変わります。

相手に暗い印象を与えないことで他人とぎすぎすしたり、心にゆとりのない人に不安を与えてしまう機会を減らすことができます。

このような表情から空気を和ませ相手が話しやすい雰囲気をつくることを「顔施(がんせ)」といいます。

saya
saya
笑顔を作ることが苦手な人は穏やかな表情を無くさないようにするところから始めてみるのはどうでしょうか。

「徳を積む」と得られること

徳を積むといろいろな結果が引き寄せられます。その結果というのは人それぞれ得られることは異なりますし、目に見えないものも多いため結果として強く実感できないものもあります。

中でもわかりやすいものをまとめてみましたので、徳を積んだ結果に得られるものとしての目安としてもらえれば良いかと思います。

1.周りからの人望があつくなる

徳を積んでいる人は他人を思いやることが継続できているため、親切な接し方をしている周囲の人たちもいつからか親切に接してもらいやすくなります

親切にされた人たちから信頼されることも多くなり、人が集まりやすくなってきます。

その結果人望もどんどんとあつくなっていくのは自然な流れといえます。

2.良い人脈ができる

人望があつくなっていくその先の話でもありますが、多くの信頼関係を築くことができるとその仲間からの口コミでさらに人を紹介してくれます。

口コミというのは仲間が仲介役になってくれる形なので、コミュニケーションも取りやすく良い関係に繋がることが多いです。そこからさらに紹介されるということが繰り返されて良い関係の人脈がさらに広がっていくのです。

3.前向きになれる

人のことを思い良い行いを続けているので、考えがポジティブに受け止められるようになっていきます

なんだか不機嫌そうだった会社の同僚に対して、「何かあったのかな」と気に留められるといったことでも相手を思えている証拠です。

悩みに乗ってあげることはできなくてもあなたの前向きな言動は周囲にも伝わっていくので徐々に周りの人たちも前向きな気持ちにしていくことができます。

そして前向きな人たちが周りにいてくれるとあなた自身もさらに前向きになるというサイクルができていくのです。

4.物事が良い方向に進む

徳を積む人は継続して努力していて、上司が見ていないところやプライベートでも良い行いを続けています

基本的に能力が高く真の実力を蓄えている状態なので急な困難な出来事も翻弄されずに対応できますし、もし何か困ったときや失敗してしまったときは周囲の人がサポートしてくれる環境が出来ているため大きなトラブルを避けやすく良い方向へ進むことが多いです。

5.健康的になれる

前向きになれるという話をしたようにネガティブな感情に負けない活発な行動力を持っているため、ストレスが溜まりにくくモチベーションも保つことができます

「病は気から」というように精神的なストレスから病を患ってしまう人が多い昨今は特にポジティブマインドは病気に打ち勝つひとつの要因といえます。

まとめ

徳を積むことができれば自然と良い結果を引き付けられるようになりやすく、豊かな毎日を送れることでしょう。

まずは出来ることからで構いません。難しく考えすぎず無理のない範囲で継続させることがたいせつです。

少し自分以外の周りに気をかけてあげて、明るく過ごせるように心がけていきましょう。

saya
saya
コツコツと継続していくことがたいせつなので楽しめるくらいがちょうど良いと思います。「こんなに徳を積んでいるのに…」という考え方ではなかなか結果は得られませんよ!