「私なんかいないほうがいい」
みなさんは、何かと自分のことを卑下してしまった経験がありますか?
もしくは、そのクセが付いていませんか?
情報社会の今、何かと便利になったが故にストレスを感じやすくなっています。
ただ具体的になぜそんな状態になってしまっているのか、自分自身で見つけ出すことは中々難しいかと思います。
そこで、本記事ではなぜ「私なんかいないほうがいい」と感じてしまうのかといった心理についてや、ネガティブにならない対策についてみなさんにお伝えします。
「私なんかいないほうがいい」と思ってしまうストレスの原因
「私なんかいないほうがいい」
と、自分のことを卑下してしまうということは、かなりのストレスを抱え込んでいるからではないでしょうか?
まずは、その原因を知るために3つの区分から深堀していきましょう!
人間関係によるストレス
この【人間関係】が1番ストレスを感じる原因だと広く認識されています。
人と関わる場所はたくさんありますが、特に皆さんが悩んでいるのが職場での人間関係。
やはり、職場なんですよね…。
人生は社会人として職場で過ごす時間が1番長いがため、何かと問題が起こる可能性が高くてもおかしくありません。
労働政策研究・研修機構が21~33歳を対象にした調査結果によると、約3割の方が人間関係を理由に退職しているとのことです。
〇〇ハラスメントといった言葉が世間に浸透してきており、企業としてもコンプライアンスを強く意識してきてはいるものの、それらでは解決しようがないものがあるのも事実ですね。
何より、人間関係の悩みによってうまれる心理的ストレスは、じわじわとメンタルを弱らせ、仕事のパフォーマンスに負の影響を与えます。
ある日本の大学教授による研究では、心理的ストレスは日を追うごとに増強されていくことが明らかになっています。
こうなっては負のスパイラルとなり、結果的に自分を責めてしまう原因となってしまうのです!
環境によるストレス
人間関係以外のストレスとして挙げられるのが、環境によるストレスです。
(職場もこの環境ストレスに当てはまりますが、この章ではそれ以外のものについて触れます。)
あまりストレスとして認識していない人が多いかもしれませんが、環境によるストレスとは身近に多く潜んでいます。
例えば、住環境。
部屋に日差しが入らない
日光を浴びることで体内時計が規則正しくリセットされ、心も体も活動モードになります。
休日にカーテンを閉めっぱなしで長時間過ごしてしまい、体が重かった経験はありませんか?
本来体に必要なものを十分に得られなかったために起こるストレスですね。
工事現場の騒音
気にならないといった方もいるかも知れませんが、うるさい環境では必要な音を聞き分けるためにエネルギーが必要となるので、脳に負担がかかります。
騒音ともなれば、外部環境からなる【余計な音】ですから、なおさらストレスに感じますよね。
枯れた植物が置きっぱなし
バルコニーや庭に放置してしまっている人、いらっしゃると思います。
実は、私も放置してしまう人なんです…。
脳は見たものや触れたものと、同調しやすいという習性があるらしく、枯れた植物が置きっぱなしだと自分の心もネガティブになってしまうみたいです!
3つ事例を挙げましたが、「そんなものから?!」と感じたものがあったかと思います。
ちょっとしたことでも、「なにか違うな、スッキリしない」といったものが、積もって大きなストレスになっているかもしれません。
心当たりがある方は、小さな違和感でもメモにとって振り返ってみたりするのもいいかもしれませんね!
経済的ストレス
経済的ストレスといえば、まず思い浮かぶのがお金ですよね。
「生活が厳しい」
「ローンを払いきれるか」
「給料があがらない」
挙げたらキリがないですが、皆さんも1度は抱いたことがあるかと思います。
今の時代では、終身雇用制度が崩壊し、副業など個人で勝負していかなければならない時代になっています。
かつては将来の確固たるビジョンがなくても、「なんとなく未来は安心だろう」と感じていた方が多かったと思います。
しかし、今はそうではないのです!
厳しさがましてくこの競争社会。
何かしないと得られない、ただ何をしていいかわからない。
そんなプレッシャーが、ストレスに繋がっているのではないでしょうか?
自分を卑下していまう心理
ここまで人が抱えるストレスの原因について触れました。
そのストレスが原因で、自分を卑下してしまう心理・理由について触れたいと思います!
周りを気にしすぎてしまう
周りと比べてしまうことが1番の理由です!
「周りの人が自分のことをどんなふうに思っているのか、どんな目で見ているのか、どうしても気になる」
こんな経験はありませんか?
周りを気にしすぎた結果、能力や見た目など他人とくらべてしまい「あの人には勝てない。そんな自分は駄目だ」と思ってしまうのです。
「自分には価値がない」そう思っては、どんどんエスカレートしてしまい「自分なんてどうせ」といったネガティブマインドになってしまうんです。
自己肯定感が低くなってしまっているということですね。
承認欲求が高い
卑下する人は、自信を持つことができないので、「誰かに褒めてほしい!認めてほしい!」といった気持ちが強いんですよね。
その言葉を相手から引き出すために自身の価値を下げた発言をしてしまいます。
誰しもに承認欲求はありますが、自分を下げてまで相手の反応を引き出すといったことが特徴です。
これは、自分のことを認められないといった自己肯定感の低さにも繋がってきます。
どう対処するか
ここまでストレスの原因や卑下してしまう心理について書いてきました。
みなさんの日常生活に於いても、当てはまることが多々あったかと思います。
ただ、ストレスと無縁の生活を送ることは不可能ですので、これから対策について見ていきましょう。
自分を大切にする
「幸せになるためには、自分を大切にするべき」
よく聞くかと思いますが、実際どうすればいいのかしっくりこないと思います。
ここで大切なのは、自分の気持ちに素直になり、我慢・否定しないことです。
人間関係に於いても、良好な関係を維持したいがために余計な仕事を引き受けてしまったり
何か嫌なことや難しいことがあったときに、弱音を吐いたらいけないと自分の心に厳しくしてしまったりなど、経験が多くあるかと思います。
これからそれらに似たようなことや気持ちを抱くことがあれば、自分の気持ちに共感してあげてくだい。
自分は今からとても難しいことに挑戦しようとしている、対応してあげているんだ、などといった言葉ですね。
友人から相談を受けたとき、ほとんどの方が優しい言葉をかけ、本当にその相手はできるだろうといった気持ちとともに伝えてること多かったりしませんか?
それと同じことを是非自分自身にしてあげてください。
辛いものは辛いですからね。
無理することはないです。
「幸せになるためには、自分を大切にするべき」
逃げることの重要性
逃げることに抵抗がある方が多いですよね。
職場でも、「最低でも3年はいるべきだ」という言葉あったりなど、日本では耐えることこそが美学とされている風潮がありますよね。
ただそれは、その先にどうしても手に入れたい何かがあったり、叶えたい目標があるときにするべき行動だと思います。
「できるまでやる」この言葉も上記に当てはまりますよね。
自分が考えるアクションを全力でやって、それでもダメなら逃げても問題ないかと思います。
人間本当に身の危険を感じたらすぐ逃げますよね。
自分が許容できる範囲なのかどうかも大事になってきます。
体や心をボロボロにしてまでやるべきことなのか?
それで納得できるものなのか?
逃げることを全力で考えることも何も問題ないです。
生きているのですから。
前向きに逃げれば、意味のある逃げになります!
逃げることを全力で考えることも何も問題ない
まとめ
いかがだったでしょうか。
自分に当てはまる内容はありましたか?
ストレスとの向き合い方も現代社会を生きる私達にとって大事なことです。
ただ1つだけ改めて伝えたいのは、自分を肯定してあげることの大切さです。
人の数だけ考え方も違うので、意見がぶつかってしまうことだったり、相手からよく思われないことが多々あるかと思います。
自分が自分の気持ちを理解してあげれなくては、何もできなくなってしまうので、思い込みすぎることなく、なりたい姿をイメージしながら前に進み続けるべきだと考えます。
とても大変なことですが、自分の幸せを願って日々を生きていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
→これから、人はみんなちがう、合わなくても当然的な流れに持っていく。