あなたはついつい言い方がきつくなってしまっていませんか?
自分の言い方がきついかもしれないと思っている方は、自分がどうしてきつい言い方をしてしまうのか悩んでいる場合もあると思います。
また、現在きつい言い方をする人との関係に悩んでいて、うまい対処法を知りたくてこの記事を読んでくださる人も居るかもしれません。
言い方がきつい人に対する周囲の印象は良くありませんよね。
今回は、きつい言い方をしてしまう人に対する周囲からの印象、きつい言い方をしてしまう人の心理、対処/改善方法について解説していきます!
言い方がきつい人に対する周囲の印象
まずは、言い方がきつい人に対して周囲の人がどんな印象を抱いているのかを解説していきます。
怒りっぽい
怒りっぽい
言い方がきついと怒っている印象を受けますよね。
初めのうちはたまたまイライラしていたのかも…と思われるかもしれませんが、いつも言い方がきついと怒りっぽい人なんだな…と思われてしまう可能性が高いです。
怒りっぽい人の側からは、人が離れていってしまう傾向があります。
実際に、私が働いていたころ、職場にいつもきつい言い方をする人が居ましたが、「あの人いつも怒っているよね…」と噂になっていて、敬遠されていました。
せっかち
せっかち
きつい言い方をしてしまう人は、せっかちな印象も持たれてしまいがちです。
なぜせっかちに見えてしまうかというと、きつい言い方をする人は早口の人が多く、相手が話すのを待っていられないように見えるからです。
例えば、おっとりした人や優柔不断な人に対してきつい言い方になってしまいがちです。
もちろん、仕事や期限が決まっているものを行う際は急がなくてはならない場面が多々存在します。
しかし、周囲との協力は何をするにしても大切なので、せっかちすぎると逆に足並みがそろわなくなってしまいがちですよね。
きつい言い方をしてしまう人の心理
では、次に、きつい言い方をしてしまう人の心理について解説していきます。
自分でもどうしてもきつい言い方をするかわからない人や、きつい言い方をされる意味が分からない…と悩んでいる人にとって少しでも役に立てば幸いです。
自分の考えが正しいと思っている
自分が正しいと思っている
自分の考えに自信があるため、きつい言い方になってしまう人はとても多いです。
自分の考えが間違って居るはずがない!と思っているため、ついついきつい言い方になってしまうのです。
自分の考えに自信があることは良いことですが、必ずしも正しいとは限らないので、もし間違っていたら…と考えられないのは欠点ですね。
相手を言い負かそうとしている
言い負かそうとしている
どうにかして相手に自分の考えを受け入れさせたいと思っているため、言い方がきつくなってしまうこともあります。
言葉の勢いで相手を言いくるめて、自分の思うとおりに物事を進めていくことが目的です。
自分の意見を曲げたくない!という気持ちが前面に出てしまうが故に、きつい言い方になってしまうようです。
他人から否定されたくない
否定されたくない
人から否定されることを嫌がる人は、きつい言い方をしてしまうことが多いです。
先程の「自分の考えに自信がある」とは逆になりますが、この場合は自分に自信が無いがために、きつい言い方になってしまうと考えられます。
否定されることを怖がっているので、きつい言い方をすることで、相手に何か言われる隙を作らないようにしています。
私が働いていた頃の上司にこのタイプの人が居て、極端に他人から否定されることを嫌がる人でした…。
人の気持ちを考えられていない/関心が無い
人の気持ちを考えることができない
別に自分が他人からどう思われるかに関心が無いため、きつい言い方になっている人も居ます。
関心が無いからこそ、言い方に気を付けようという思考にならないため、自然ときつい言い方になってしまうのです。
この場合は、きつい言い方をする=他人を不快にさせるということを考えられていないので、人の気持ちに鈍感だと言えます。
きつい言い方をしてしまう人への対処法
では次に、現在言い方がきつい人に悩まされている方に対処法を紹介していきます。
最低限の関わりに留める
関係を最低限にする
どうしても関わらなければならない場合を除いて、距離を置くことをおすすめします。
相手をどうにか変えたい…と思っているかもしれませんが、本当に難しいことなんです。
きつい言い方をする人は無意識の場合が多いですし、長年続けていることをすぐに直すことは誰でも難しいですよね。
どうしても関わらなければいけない場合は、必要事項だけ聞いてそれ以外は聞き流しても大丈夫です。
無理に関わってあなたが精神的に辛くなってしまう前に、離れられる場合は離れましょう。
冷静に対応する
冷静に対応する
特にあなたの恋人がきつい言い方をする人だった場合、触発されて感情的になってはいけません。
こちらが感情的になってしまうと、相手も更にヒートアップする可能性が高いです。
ある程度時間を置けば、相手も多少は冷静になれるはずなので、そのタイミングで「言い方がきついと傷つくから、言い方を変えてくれると嬉しい」と伝えてみましょう。
お互いが冷静になれているタイミングであれば、受け入れてもらえる可能性も十分にあります。
気弱な態度を取らない
気弱に見せない
距離を置きたくても中々離れられない場合も多いですよね。
しかし、自分に非が無い場合は、こちらが気弱な態度を取っていると、更に相手が高圧的になる可能性があります。
きつい言い方をしてくる相手に対しては、あくまでも堂々とした態度で臨みましょう。
きつい言い方を直すためには
次に、きつい言い方をしてしまうことに悩んでいる方のために、改善方法を紹介していきます。
相手に敬意を払う
相手に敬意を払う
例えどんな相手であっても、他人に対しては敬意を払うことを忘れないでください。
対等な人間として、相手を認めることが大切です。
相手の意見に対して全否定してしまうのではなく、相手の意見を認めたうえで、自分の意見を言う…こんなことから実践してみてください。
例えば、職場においてあなたが上司だと仮定して、部下が業務改善案を持ってきたとします。
その案はあなたが考えているものとは全く違って、実現できるかどうかも分かりません。
しかし、ここで一概に否定してしまうのではなくて、「そういう意見もあるんだ」と自分の中で受け止めるようにしてみてください。
その後、「あなたの案は分かった。でも、私はこう思う。」と丁寧に伝えてみれば、自然ときつい言い方にはならないと思います。
断定形の言葉はなるべく避ける
断定形を避ける
断定形の言葉ばかり使っていると、どうしてもきつい言い方に聞こえてしまいがちです。
しかし、語尾を断定形から少し変えてみるだけで、一気に柔らかい言い方になるんです!
少し例を紹介しますね。
「あの仕事やっといて」
これを言い換えると…
「あの仕事お願いしてもいい?」
どうでしょうか、一気に柔らかくなった感じがしませんか?
なるべく、質問や提案するような形に変えることを心掛けましょう!
ゆっくり話す
ゆっくり話す
きつい言い方になってしまう人は早口の傾向にあります。
言い方がきつい+早口だと、更に相手には不快感を抱かせてしまいます。
そのため、ゆっくり、言葉を選びながら話すことを心掛けましょう!
勢いに任せて話してしまうよりも、考えながら話すことになるので、自分にも余裕が生まれます。
まとめ
・言い方がきつい人は、周囲の人から敬遠される可能性が高いです。
・自分の意見を押し通したい、他人から否定されたくないという思いからきつい言い方になってしまう人が多いです。
・きつい言い方の人に悩まされている場合は、なるべく距離を置き、堂々とした態度で冷静に!を心掛けてください。
・きつい言い方を直したい場合は、まず相手に敬意を払いましょう!
・語尾に断定形を避ける、ゆっくり話すことも効果的です!