契約したメーカーとトラブルにならないためにも、何が無料で、何に費用がかかるのか、詳しく見ていきましょう!
ウォーターサーバーは高品質な水が手軽に飲めて、冷水も温水もすぐに出てきて便利なので、自宅やオフィスに置いている方もいらっしゃると思います。
使う人や場所によってはメリットがたくさんあるウォーターサーバーですが、「便利なものが無料で使える」と聞くと、何となく「怪しい」「罠では?」と疑ってしまいますよね。
結論からお伝えしますと、ウォーターサーバーの「一部分だけ」が無料で、その他は有料です。
調べたことを以下にまとめてみましたので、「つまりどういうこと?」と思われた方は、ご覧くださいますと幸いです。
ウォーターサーバーは何が無料?罠?怪しい?
最初に「ウォーターサーバーの一部分だけが無料で、その他は有料です。」とお伝えしましたが、詳しくは以下の2点を無料にしているメーカーが多いです。
①サーバーレンタル代→本体(機器)のレンタル代
②初期費用→契約手数料やサーバー設置代など
①サーバーレンタル代
ウォーターサーバーは多くが月額レンタル式で、月額約500円~1,000円のメーカーが多いです。
「サーバーレンタル代無料」の場合、レンタル代が毎月無料になる代わりに、メンテナンスや交換は有料です。(レンタル代が有料の場合は、メンテナンスや交換は無料でやってくれるところが多いです。)
②初期費用
初期費用に関してはウォーターサーバーの種類やメーカーによって違いがあり、約3,500円程度のものから、高いものでは1万円以上するものもあります。
初期費用が無料の場合、サーバーの設置を自分で行わなけらばならない場合もあるので、
- 自分で設置できそうか?
- 設置を依頼できるサービスはあるか?(無料か有料か)
を最初に確認しておくと安心です。
また、「初期費用無料」の代わりに以下のノルマがある場合が多いので、契約内容をしっかり確認しましょう!
- 年単位の最低利用期間
- 毎月の水ボトル最低購入本数
途中で解約することもできますが、期間内に解約すると違約金や解約手数料が発生します。
高いところでは契約後1年以内の解約で1万円以上するところもあるので注意が必要です。
水ボトルの購入休止手数料が発生することもあり、60日以上注文がないと約900円の手数料がかかる、などの契約になっています。
無料なのにお金がかかる?罠?怪しい?
先ほどの例のようにレンタル代や初期費用が無料になったとしても、毎月0円で使い続けられる訳ではなく、維持費が必要になってきます。
ウォーターサーバーを導入する上で発生する維持費は以下の通りです。
- メンテナンス費(定期的な点検や交換)
- 水ボトルの購入費
- 電気代
①メンテナンス費
メンテナンス費に関しては無料の場合もあります。
- 本体に自動洗浄の機能がついている
- レンタル代が有料の代わりに、メンテナンスは無料で行ってくれる契約をした
上記の場合はメンテナンス費はかかりません。
②水ボトルの購入費
水ボトルは1本24Lか12Lのサイズがあり、24Lは約2,700円~、12Lは約1,300~の値段展開になっています。(配送料込みの値段であることが多いです)
金額が高めのものもありますので、毎月購入できる金額のものを選びましょう。
「キャンペーンで水ボトルが〇か月無料!」の広告を見ることもありますが、大事なのは「通常料金」です。
キャンペーンは短期間で終わってしまいます。
これから先ずっと使い続けていくにあたって、通常料金や総額が自分の給料から無理なく払える範囲かどうか?で考えると、結果としてお得な買い物ができますよ。
③電気代
ウォーターサーバーの電気代は月に500円~1,000円くらいです。
「エコモード搭載」などの消費電力を抑える機能付きのものを選ぶと電気代の節約になりますね。
強引な勧誘で契約してしまった!罠?怪しい?
大型スーパーでウォーターサーバーのイベントを見たことがある方は多いと思います。
ウォーターサーバーの「無料」は全てが罠や怪しい謳い文句、ではありませんが、「イベント会場での契約はトラブルが多い」傾向にあります。
トラブルの一例はこんな感じです。
「今だけのキャンペーン」「今契約しなかったらもったいない」などの言葉で強引に契約させようとする
契約してみたら予想外の費用がかかった
注文ノルマや解約手数料の話はなく、「安くおいしい水が飲める」ことばかり強調された
料金の話が分かりにくく、理解していないまま契約の話に進んでしまった
イベント会場を借りて(借りるための費用を支払って)試飲や機器の説明などを行っている目的は、やはり「顧客数を増やすこと」であって、「会場費は支払ったのに契約数が増えなかった」なんてことは避けたい訳です。
そのため現場には「契約獲得数ノルマ」が課されていることが多く、契約を取るために強引な勧誘や意図的に分かりにくくした説明を行い、契約を取ってしまうケースが実際に見受けられるようです。
もちろん販売員全員が強引な勧誘をする訳ではありませんが、「断るのが苦手」「押しに弱い」方はWEBで調べて契約した方が安心して契約できると思います。
もしも契約内容に怪しい点があった、罠だと感じた場合は
- 各自治体が運営している消費生活センターに相談する
- クーリング・オフを利用する
①消費生活センター
生活相談員にトラブルの内容を話し、交渉の方法や具体的な解決策についての助言を受けることができます。
②クーリング・オフ
「契約してから8日間」の間であれば、無条件で契約の申し込みを解除できる制度です。
葉書や電子メールに必要な情報(契約年月日や契約者名、商品名など)を記載して送ることで契約の解除ができます。
まとめ1
・ウォーターサーバーの「無料」とは、サーバーレンタル代や初期費用が無料である場合が多い
・水ボトル購入費や電気代などは毎月支払う必要がある
・水ボトルの注文ノルマや最低契約期間、解約手数料について調べておこう
まとめ2
・プラスの面だけではなく、「解約手数料」などのマイナス面にも目を向けよう
・キャンペーンよりも「総額」や「通常料金」を基準に判断しよう
・複数のメーカーを比較検討して、自分に合うウォーターサーバーを使おう
・強引な契約など、契約に不審な点があった場合は利用できるセンターや制度がある