「とにかくもう動きたくない」
「だるすぎて何もしたくない」
と床や布団に張り付いて剥がれられなくなってしまう時ってありませんか?
私はよくあります。
今回は、そんな気持ちになってしまう理由や対策としてのおすすめ習慣について解説していきます。
人生がだるいと感じる理由
まずは、なぜ人生がだるいと感じてしまうのか考えてみましょう。
シンプルに、あなたが疲れているからという以外に理由はありません。
疲れと言っても、大きく3つの疲労がありますので、それぞれ解説していきます。
①肉体疲労
まずは、文字通りですが肉体つまり身体そのものが疲れている状態です。
体重以上に自分自身が重く感じて、一歩でさえ歩くのも、起き上がるのも、とにかく動くのがしんどくなりますよね?
自分の限界を超えるくらい過負荷な運動をしたり、普段使わない筋肉を酷使したりした時の筋肉痛も肉体疲労の一つに当たります。
また、身体のどこかしらに感じるハリやコリ…
これも、ずーっと同じ姿勢でいることで起こる筋肉の緊張による肉体疲労です。
パソコンやスマホに縛り付けになる我々現代人あるあるかもしれませんね。
②精神疲労
2つ目は、ストレスによる精神的な疲労です。
生きている中で、私生活でも仕事でも、ストレスが全くないと言う人はいないはずです。
いつもハッピーな感じの人だって、つい気になってしまうこと、イラッとしてしまうことのひとつやふたつ、誰にでもありますよね。
精神的に疲れてしまうと、何ごともネガティブに受け止めてマイナス思考のスパイラルにハマってしまうのが特徴です。
忙しくていつも時間に追われていたり、働きすぎていたり、人間関係のトラブル、環境の変化など、現代社会にはストレス要因がいくらでもあります。
世知辛い時代をを生きる私たちは、さまざまなストレッサーによってメンタル的なダメージが重なり、精神疲労が溜まりがちです。
③脳疲労
脳疲労とは、脳の動きが鈍くなったり、正常に機能しなくなってしまうほど、脳が疲れている状態です。
足が攣る、筋肉痛を感じる、マイナス思考から抜けられないなどという顕著な症状みたいなものはないため、わかりにくいのが脳疲労の特徴と言えます。
でもなんとなく脳疲労を感じることってありませんか?
例としていくつかあげてみます。
・思考力や記憶力の低下:「あれ、なんだっけ?」「何買うんだっけ?」
・意欲の低下:食欲がなくなる、やる気が起きない
・うっかりミス多発:ボタンの押し間違い、電気などの消し忘れ
・感情的になる:感情制御ができずイライラする、涙が出てくる
約束を忘れてしまったり、あるいはブレーキとアクセルの踏み間違いなんてしてしまった日には、人間関係のトラブルどころか、取り返しのつかない事態にも発展しかねません!
脳疲労の蓄積はとても危険なんです!!
脳疲労を引き起こす要因
なぜ脳は疲れてしまうのでしょうか。
ストレス、莫大な情報量、マルチタスクの3つが主な要因とされています。
①ストレス
精神的な疲労の原因となるストレスですが、実は脳にも疲労をもたらします。
仕事、人間関係、プライベート、生活全般など、いろんなストレスが継続的に襲いかかってくるのが人生です。
次から次へと降り掛かるストレスの刺激に、脳の処理が追いつかなくなります。
パソコンやスマホがフリーズして画面が固まってしまうようなものですね…
また、ストレスによってネガティブな感情が多くなると、脳の中の扁桃体や前頭葉といった部分の働きがとても活発になり、エネルギーを大量消費します。
そして脳はガス欠となり、脳が疲れてしまうというわけです。
②莫大な情報量
情報化社会と言われる現代は、たくさんの情報が簡単に手に入ります。
何でもかんでも、ついついスマホに手が伸びてしまい、ポチッと検索してしまいますよね。
便利ではありますが、世の中に転がっている雑多な情報が、求めていないものまでも脳に次々と入ってきます。
全ての情報が必要だったり、正しかったりするわけではありません。
自分で情報を取捨選択の判断をする必要があり、とにかく現代社会は情報過多なのです!
入ってくる情報量の多さに脳はパンクしてしまいます。
③マルチタスク
脳は、処理するものや方法によって働く部位が異なります。
勉強や仕事をしながら悩み事について考えたり、あれもこれもとTo Doリストに追われていたりするのが、マルチタスク状態です。
脳内のいろいろな部位が同時進行で働かなくてはならず、エネルギーも注意力も大量消費し、脳には非常に大きな負担がかかります。
マルチタスクによって注意力や生産性の低下が起きるのはもちろんのこと、脳はどんどん疲弊していくのです。
脳に疲労を溜めない習慣
睡眠、食事の質を向上させる
ストレスを少しでも解消できるように、質の高い睡眠と食事を心がけましょう。
特に睡眠は、ストレスの低下だけでなく、脳も休めることができるので脳疲労がかなり軽減されます。
目的を持ってスマホを使う
まず、何の目的もなく、何となくスマホに手を伸ばす癖がある人は、それをやめましょう。
調べ物をするときには、「この情報だけが分かれば良い」「何分以内」と目的や時間を明確に決めれば、情報まみれの世界に入り浸ることはなくなります。
また、自分の中に入ってきた情報を処理するために、紙に書くでも人に話すでも良いので、アウトプットするのがおすすめです。
マインドフルネス
近年、マインドフルネスという言葉を何かと耳にしませんか?
マインドフルネスとは、目の前のことに感覚を集中させるということです。
瞑想をイメージする人が多いかもしれませんが、瞑想によって呼吸に集中するというだけで、こだわる必要はありません。
海を散歩しながら海の音だけに耳を傾ける、香りに集中して緑茶をすする、指先の感覚に集中してプチプチをつぶすなど…何でも良いのです。
マインドフルネスは、脳疲労を軽減するだけでなく、集中力や思考力の向上、幸福感の高まり、さらにはひらめきが生まれることもあるということで注目を集めています。
自分に合ったマインドフルネスを見つけて、習慣的に生活の一部に取り入れてみてはいかがでしょうか?^^
まとめ
・人生がだるいと感じてしまうのは、肉体疲労、精神疲労、脳疲労のせい
・ストレス、莫大な情報量、マルチタスクが脳疲労をもたらす
・脳疲労に効く習慣は、睡眠と食事の質向上、目的を持ったスマホの使用、マインドフルネス
いかがでしたか?
脳疲労なんて言葉は初耳だった方もいるかと思います。
しかし、肉体もメンタルも健康な感じなのに、なんかだるさを感じることってありませんか?
その原因としては、なるほどな脳疲労です。
脳疲労をもたらす要因なども、情報に溢れたこの世の中にはまさにって感じですよね。
脳疲労は、現代社会の生活習慣病と言っても過言ではないかもしれません。
脳疲労やだるさなんかに負けずに健康で、この世の中をいつも元気に生きていきましょう!