「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」と感じることはありませんか?
毎日生活していれば、何もしたくないときやずっと寝ていたいと感じることはあります。
しかし、何もしたくないという気持ちが毎日続いていると原因を考えなければいけません。
また、ずっと寝ていたいと感じる場合は病気の可能性もあります。
「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」と感じることがあれば、まずはゆっくり体を休めてください。
体を休めても「何もしたくない」「ずっと寝ていたい」という症状が出るときは、原因と対処法を考えてみましょう。
何もしたくない、ずっと寝ていたいときは疲れている
毎日仕事や家事育児で疲れが溜まると、何もしたくなくなりずっと寝ていたいと感じます。
屋外で働いている人や肉体労働をしている人は、自分が思っている以上に体を酷使してしまっているかもしれません。
座って仕事をしている人も、肩や腰に負担がかかって疲れの原因となります。
夜勤の仕事をしていたり、小さなお子さんがいる人は、睡眠リズムが乱れていて常に寝不足の状態が考えられます。
疲れは肉体的なものだけではありません。
人間関係は良好ですか?
仕事の上司、ママ友、義父義母、親戚や近所の人など、人間関係で気遣いしすぎていませんか?
特に連絡をまめにする人、相手の気持ちを考えすぎる傾向のある人は、知らないうちにストレスをためこんでいる可能性があります。
自分の知らない間にストレスが限界値を突破してしまい、何もしたくない、と無気力な状態になることがあります。
相手のことを考えるのはもちろん大事なことですが、それ以上に自分のことも大事にしましょう。
ずっと寝ていたいのは病気?
寝ていたいと感じるのは、体が疲れているサインです。
まずはゆっくり休んでみてください。
休息をとって眠気がなくなれば心配はいりませんが、どれだけ寝てもずっと寝ていたいと感じるなら注意が必要です。
ずっと寝ていたいと感じるときに考えられる病気は下記のものがあります。
うつ病
うつ病は精神的、身体的ストレスが原因で脳が働かなくなる病気です。
ずっと寝ていたい、やる気が起きないという症状がみられます。
日常生活に支障が生じている場合は、うつ病の可能性があります。
まずはしっかり体を休めてください。
薬物療法と精神療法があるので専門家に相談し、しっかりと治療をすすめていくことが大切です。
ナルコレプシー(居眠り病)
ナルコレプシー(居眠り病)とは、時と場所に関係なく1日に何回も居眠りをしてしまう病気です。
日本では600人に1人、10代~20代と若い世代での発症率が高いです。
大事な会議の場面や車の運転中など通常では絶対に寝ない状況で眠りに落ちてしまう症状があります。
ナルコレプシーは信用を失ったり事故を起こす可能性があるので、疑いがあるときは早めに医療機関を受診してください。
更年期
更年期とは、閉経の前後約10年間の時期のことです。
更年期は女性ホルモンの減少の影響で様々な不調を感じることになりますが、そのなかのひとつに「眠気」があります。
息切れや動悸といった症状があれば、更年期の可能性があります。
睡眠の質を高めるため食事を和食中心にしたり、寝室の温度や湿度、明るさを調整してみてください。
何もしたくなくてずっと寝ていたいときの対処法
何もしたくなくてずっと寝ていたいときは、まずは疲れをとりましょう。
少し動けそうかな、と思ったらベッドから起き上がって何か行動してください。
そのままベッドでだらだらしていると、無気力のまま一日が終わってしまいます。
何もしたくない、ずっと寝ていたいときに試してもらいたい対処法をまとめてみました。
運動する
まずは体を動かしてみましょう。
好きなスポーツをしてみると気分も晴れるのではないでしょうか。
筋トレでもいいですし、運動が苦手な人は散歩をおすすめします。
体を動かすことによりストレスが軽減されるので、ポジティブな気分になれます。
趣味をみつける
新しい趣味をみつけてみませんか?
今まで知らなかった世界に足を踏み入れることにより、様々な刺激を受けます。
昔やっていたことでもいいですし、興味があることを調べるだけでも新たな発見がみつかりそうですね。
友達と会話をする
一人の時間が長いと、どうしてもネガティブなことを多く考えてしまいがちです。
そんなときは、友達と会っておしゃべりするのをおすすめします。
今の自分の悩みを聞いてもらったり、相手の近況を知って、たくさん会話をしてみましょう。
ここで注意してもらいたいのは、自分の話をちゃんと聞いてくれる友達を選ぶことです。
相手がしゃべりすぎて自分のことはあまり話せなかった…となると、かえってストレスがたまります。
一緒にいて安らげる友達と会話をすることが大事です。
まとめ
何もしたくない、ずっと寝ていたいと感じることは、生きていれば誰でも思うことはあります。
原因が疲れであればゆっくり休めば回復しますが、病気の可能性もあります。
何もしたくない、ずっと寝ていたいときの対処法を試したけど効果がない場合は、一度医療機関を受診してみてください。
うつ病、ナルコレプシー、更年期の可能性もあります。