忙しく過ごす日常でストレスが溜まり、もしかして心が壊れそうになっているかもと思い当たることはありませんか?
心が壊れかけている状態が続くとどうなっていくのでしょうか?心が壊れる前に予防できることはあるのでしょうか?
今回はそんな心が壊れる前兆や壊れてしまったらどうなるか、心が壊れる前にできることはないか調べてみました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
心が壊れる前兆とはどんなものがある?
心が壊れる前兆として私たちの体はさまざまなSOSのサインを出しています。
特に次の5つが現われたと感じたら、なるべく早く休息を取ったほうがいいかもしれません。
- 食欲の変化
- 睡眠の不調
- 飲酒量の増加
- 集中力の低下
- 情緒が不安定
①食欲の変化
食欲がなさすぎたり、ありすぎたり、いつもの食習慣から大きく外れている場合は精神的に何らかのSOSを発信していると考えられます。
②睡眠の不調
睡眠は少なすぎても多すぎても体に何かしらの影響が現われますので、下記のような症状が1週間以上続いている場合は、注意しましょう。
- なかなか寝付けない
- 眠っているはずなのによく目が覚める
- いつもより寝過ぎてしまう
- 朝起きるのが辛い
③飲酒量の増加
今までにくらべて飲酒量や飲む回数が増えているのは、精神的に限界が近いサインかもしれません。
④集中力の低下
ぼんやりしたりうっかりしたりすることが増えて、目の前のことに集中することができず、仕事や家事などが以前よりはかどらない場合も、心が壊れそうになっている前兆といえるでしょう。
⑤情緒が不安定
周囲の人のちょっとしたことが気になったり、身近な人にいつもより当たり散らしたり、急に涙が出てきたりと感情の起伏が激しくなり、情緒が安定しないのも体からのSOSです。
心が壊れるとどんな状態になる?
見た目はどうなる?
目つきがうつろでぼーっとして、瞳がどんよりしているか、反対に目が据わってギラギラしてきます。
ファッションやメイクを楽しめなくなるので、清潔感がなくなったり、身だしなみが乱れてきたりすることがあります。
今まで楽しんでやっていたことが楽しいと感じなくなるので、表情が弱々しくなり、顔色が悪くなることもあるでしょう。
言動や考え方はどうなる?
集中力が低下するので、頭が働かずミスが目立つようになり、会話していても反応が遅くなります。
未来に対して希望を感じることができないので、視野が狭くなったり、ネガティブになったり自暴自棄になったりすることも。
特に何があったわけでもないのに、涙が出て止まらなくなったり、生活習慣の乱れから、遅刻や早退、欠勤、欠席が増えることもあります。
自分のせいで…と罪悪感を持ったり、過去のことをくよくよ悩んだり嫌なことを忘れられなかったりすることもあるでしょう。
強迫観念にとらわれてしまい、「こうしなければならない」という気持ちが強くなり、自分の考えを曲げたり、融通を利かせたりができなくなります。
生活はどうなる?
食事に喜びを感じることができないので、食べることや食事の用意をすることが面倒になったりします。
あまり眠れなかったり、逆に寝過ぎてしまったりして休めたという実感が持てないため、疲れがとれません。
心が壊れる前兆が現われたらなにができる?
生活習慣を見直すことが最も重要です。
睡眠不足や運動不足、食生活の乱れなどは心理的に悪影響を与えますが、規則正しい生活はストレス耐性アップにもつながります。
特に軽い運動は身体を適度に疲れさせてくれるので、安眠効果が期待でき、睡眠不足の解消にもつながります。
運動を習慣化している人はそうでない人と比べて、気分が優れないと感じることが少ないことがわかっています。
国内外の疫学研究(数千人を対象とした質問紙調査)において、運動習慣がある人には不眠が少ないことがわかっています。とくに睡眠の維持に習慣的な運動の効果があるようです。運動の内容も睡眠に影響します。1回の運動だけでは効果が弱く、習慣的に続けることが重要です。その効果として、寝付きがよくなるのと深い睡眠が得られるようになります。
引用元:厚生労働省e-ヘルスネット
心を許せる家族や友達、場合によってはプロのカウンセラーなどサポートしてくれる人を見つけ、助けてもらいましょう。
すぐに達成できるような小さな目標を設定し、クリアしていくことで自分の進歩を感じることができ、今後への希望を見いだす糧となります。
まとめ
心が壊れそうになる前兆には、自分で気づけそうなことがいくつかありました。
最近疲れが溜まってきたな、眠れてないな、ご飯がおいしくないな、などと感じることがあったら、ちょっと立ち止まってみましょう。
生活習慣を見直して軽い運動をしてみたり、心を許せる家族や友人とおしゃべりしたりして、リフレッシュすることを心がけるといいですね。
完全に心が壊れてしまう前に、自分で気づき、立ち直れるような行動を取ることで、また日々を穏やかに過ごすことができるかもしれません。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。