「たら」「れば」と、過去を後悔することって人間なら誰でもありますよね?
時には、いつまでもその過去の出来事ばかり考えてしまうこともあります…。
しかし、過去に縛られて生きる毎日は楽しくありません。
今回は、どうしてもしてしまう過去の後悔とその対処法について解説していきます!
なぜ過去の後悔ばかり思い出してしまうのか
過去を後悔してしまう心理
過去、現在、未来という時間軸の中で、過ぎ去ったことを後悔するのは、今の現状に満足していないからです!
想像してみましょう。
楽しく満足した気分の状況のとき、笑顔で「あ〜、あの時あぁしておけば良かった〜」なんて考えないですよね。
そもそも後悔とは、「あとになって悔やむこと(三省堂 スーパー大辞林)」であり、残念に思ったり、悔しいと思ったりするということになります。
言い換えれば、過去を後悔するということは、結果である現状に納得できていないとも言えるでしょう。
現状は、自分自身の過去の行為・行動がもたらす現在です。
・現状の納得できていないことや不満を過去の出来事のせいにしようとする
・現在の責任を過去に押し付けたい
このような心理から私たち人間は過去を後悔するのではないでしょうか。
後悔しまくりな自分ははうつ病?
後悔ばかりでクヨクヨしてしまっている自分は、もしかしたらうつ病なのかも…とちょっと不安になりませんか?
過去のことで悩みに悩んでズーンとした気持ちになっていても、それだけでうつ病であるとは限りません。
うつ病とは、気分の落ち込みや意欲の低下などの気分的な症状が主に現れる精神障害で、不眠や疲労感などの身体的な症状が出ることも多い病気のことです。
原因としては、脳内のセロトニン、ドーパミンなど神経伝達物質の乱れが関係していて、さらに性格や環境変化等によるストレスがトリガーとなって、うつ病を引き起こすものとされています。
過去の出来事を過剰に後悔したり、未来を過剰に悲観したりするのも、うつ病患者の特徴のひとつであるようです。
時間軸のどの場面においても、非常にマイナスな思考を繰り返してしまいがちなのがうつ病。
しかし、先述のとおり、過去に縛られてしまうのは、現状に満足していないからであるということは、現在のこれから先をもっと良くしたいと思っているからこそ。
もっと良くできる未来を考えることができるのは、プラスな思考回路が働いている証拠です。
ただ、現状の不満を過去にぶつける思考の癖が強いだけなのでしょう。
「過去の後悔ばかりをしている=うつ病」ではないので、安心してください。
頭から離れない過去の後悔よくあるパターン
やってしまったこと
「なんでこんなものを衝動買いしてしまったんだろう」
「あの時あんなことを言わなければよかった」
「赤じゃなくて白色にしておいた方がよかったかな」
過去に自分自身が起こした実際の行為・行動について、悔やむパターンです。
とった行動→現在の結果への不満
実際の行動の結果として現れている現在の状況に満足していなく、やらなきゃければ、違う選択をしておけば、今はもっと良い状態であったにはず。
良くない今は、過去の行動のせいという思考になります。
やらなかったこと
「受験しておけばよかった」
「参加すれば楽しめたかもな」
「なんで好きだって言わなかったんだろう」
過去の自分自身がその行動を取らなかったことに対して悔やむパターンになります。
とらなかった行動→何の結果も出ていない現在への不満
やらないのではなくちゃんと行動に移しておけば、今は良い結果が起きていたはず。
過去に行動しなかったせいで、現状が悪いと言う思考です。
過去の失敗
この場合は、やったこと・やらなかったこと、どちらもトリガーになりえます。
過去の失敗とは、自分自身のやったこと・やらなかったことから引き起こされた結果である実際の過去の出来事が、良くないものであったような状態です。
過去の失敗→現状の不満
過去の失敗のせいで、今現在も良くない状況になっていると考えてしまう思考パターンになります。
どのように対処するか
後悔の乗り越え方
2022年現在の科学技術では、後悔しても過去には戻れませんし、変えられません。
まずは、過去の後悔によるクヨクヨやズーンとした気分を解消し、明るい未来を考えるしかないのです。
気分転換の方法としては、趣味のことをしたり、運動したりと個人に合った方法が一番になります!
マイナスな思考が停止するくらい、何かに集中するといつの間にか過去の後悔も頭から消えてしまうもの。
今現在に集中、目の前のものに没頭すると言うことです。
インドア系ならジグソーパズルやゲーム、アウトドア系ならランニングや旅行といったところでしょうか。
自分の考えていることや「たられば」の妄想をとにかく紙に書いてみるというのも、思考の整理や気分転換につながるので、個人的には結構オススメです。
気分転換をしたら、あとは頭をプラス思考に切り替えて、明るい未来への道を進むためにこれからはどんな行動を取るかを考えるだけで、過去の後悔は乗り越えられます。
過去に縛られた自分を解放して一歩を前に進めましょう。
後悔しない人生を送るために
一番良いのは、過去の後悔ばかりにとらわれない生き方ですよね。
根本的な性格は変えられませんが、考え方や思考パターンは変えられます。
自己肯定感を高める生き方が非常に重要なんです。
自己肯定感が低く、常に今の自分の状態を否定してしまうからこそ、いつも過去の後悔に縛られてしまうんですよね。
どんな自分の行動も、それによって引き起こされている現状もありのまま受け止められるメンタルを保つためにも、自分自身を認めてあげましょう。
高い自己肯定感を持って、反省することはあっても後悔ばかりすることのないマインドで楽しい人生を送れたら素晴らしいですよね。
まとめ
・過去を後悔してしまうのは、現状に不満があるから
・過去の後悔ばかりしてしまう≠うつ病
・気分転換、マインドシフトで乗り越える
・高い自己肯定感で前向きに楽しく生きることが大事
最後まで読んでいただきありがとうございます。
後悔先に立たずという言葉がありますが、後悔しても変えられることは何もありません。
後悔先にただず、役にも立たずです。
過去に縛られない、常に今を生きるマインドで良い人生を送りましょう!