高校生は心身の成長途中で、不安定な時期でもあるので、様々なこころの問題が起こり得ると思います。
この記事では、涙が止まらないほど精神状態が乱れてお困りの方に、うつ病なのか、どんな対処法があるのかについて解説しています。
高校生の涙が止まらない精神状態ってうつ病?
高校生が、涙が止まらないほど精神状態が乱れているならば、うつ病の可能性がありそうですね。
そもそもうつ病というのはどんな状態のことなのでしょうか。
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている
厚生労働省HPより
こういった状態にうつ病だと診断されるそうで、正式な診断には医師の診察が必要ですが、様々な症状があらわれますので、具体例をあげていきます。
- 自分を責めてたり憂鬱になる
- 涙もろくなる
- 反応が遅い
- 落ち着かない
- 食欲がなくなったり、体重が落ちる
- 眠れない
- 体がだるい、疲れやすい
- 頭痛や肩こり
- 動悸
- 胃の不快感、便秘や下痢
- めまいや耳鳴り
高校生のうつ病は大人のうつ病とは少し違い、次のような症状が多いようです。
やる気が出ない
イライラする
過眠
食欲の増加
高校生は心が発達途中で、問題行動を起こしたり、身体的・精神的症状があらわれることがありますので、当てはまる症状がある=うつ病とはならないと思います。
しかし、涙を止まらないというのは、身体と心がSOSのサインを出しているということなので、他の症状も出ているならば、うつ病の可能性が高そうですね。
高校生の涙が止まらない精神状態のときの対処法は?
涙が止まらないほどの精神状態で、うつ病やうつ病に近い状態だとすると、どのような対処をすれば良いのでしょうか。
休息をとって、生活リズムを整える
辛いと思うなら無理してやらない
自分の気持ちを話したり、書いたりして客観的に見る
休息をとって、生活リズムを整える
しっかり睡眠をとり、規則正しい生活をして、身体を休ませると良いですし、適度な運動は、うつ症状を軽減させることもあるみたいです。
辛い精神状態を誤魔化すために夜遅くまでゲームやスマホなどせずに、夜11時には就寝し、7時頃にはカーテンを開けて日光を浴びるのが心身の健康への第一歩に繋がると思います。
辛いと思うなら無理してやらない
嫌なことや、ストレスの原因と距離を置いて、心を休ませてあげることも大切なので、学校に行きたくないのなら休んでもいいかもしれませんね。
涙が止まらないほど頑張り過ぎて、心が疲れた状態でしょうから、自分を休ませてあげないと、症状が悪化してしまう可能性もあるでしょう。
自分の気持ちを話したり、書いたりして客観的に見る
誰かに聞いてもらったり、紙に書くなどして、自分の気持ちを外に出してみましょう。
気持ちを出すだけで心が軽くなることもありますし、自分を客観的に見れるようになるため、問題の解決法が分かることもあると思います。
もし、この記事を読んでいるあなたが、泣いているご本人ならば、自分の言葉に耳を傾け、共感してくれる人に話を聞いてもらいましょう。
家族、友達、学校の先生やスクールカウンセラー、症状が辛ければ病院に行っても良いと思いますよ。
あなたが周りの泣いている人を助けてあげたいならば、アドバイスや励ましはいらないので、その人の気持ちに寄り添い、共感をしてあげて欲しいです。
失敗をしたときに、「もっと頑張れば次は大丈夫だよ」と言われても、「私だって頑張ったのに分かってくれない」「頑張ったけど私なんかダメなんだ」と逆に落ち込んでしまうことってありませんか。
逆に、「あなたは頑張ったね」「失敗して悲しかったよね」と、気持ちに寄り添ってもらえると、「分かってくれる人がいるんだ」と前向きになれますよね。
まとめ
高校生が、涙が止まらないほど精神状態が乱れているならば、うつ病の可能性がありますが、医師の診察が必要になります。
高校生のうつ病の特徴として、やる気が出ない、イライラする、過眠、食欲の増加などがありますので、当てはまったら早めに病院の受診をした方がいいかもしれません。
涙が止まらないほど辛いときは、生活リズムを整えたり、辛いことは無理してやらないなど心身を休ませるましょう。
自分の気持ちを誰かに話して聞いてもらったり、紙に書くなど客観的に捉えることで解決するかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。